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お知らせ
【コラム番外編】MIRAIの学校 秋のオープンキャンパス 講義内容②
本日をもって年内業務を終える企業様が多いかと存じますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
『MIRAIの学校2024秋』に登壇させて頂いた際の講義内容を10月にコラムにアップしていたのですが後編を出せずにおりましたので今年の忘れ物を今年中にという事で続きをアップ致します。
なんといっても今の時代、しっかり事前に仕込んで、仕込んでっていったら言葉がよくないですがしっかりとした準備が重要です。
昔はですね店内の営業をマイク一本でコントロールできたので、当日煽ればいいやみたいな感じだったんです。
マイクパフォーマンスとか煽りマイクというやつですね。
今は相当聞かないですが、現在ご視聴されている方の中にも謳い上手な方、いらっしゃったのではないでしょうか。
『店内でご遊技中ご来店中のお客様にご質問がございます!お客様の勝利の近道、知りたくはございませんか??
当店自慢のメインコーナー、CRわんわんパラダイスコーナーに1台、たった一台ながらも空き台がご用意できました。
もちろん本日は毎週月曜日開催、ぐるぐる回りの釘調整の大回転祭を開催中で全機種全台文句なくおすすめですが、そこは何といっても当店自慢のメインコーナー、
CRわんわんパラダイスでこそ!そのうま味を存分に味わえるはずです。
まさに勝利の近道ここにあり! ご遊技台にお困りの方がもしいらっしゃればぜひ!当店自慢のメインコーナー、二階CRわんわんパラダイスコーナーまで足をお運びくださいませ!』
みたいなことをやっているとお客様が本当に二階に来てくれて、ともすれば台の取り合いになったりします
稼働をコントロール出来ている錯覚に陥り、独りよがりに悦に入ったものです。NGワードだらけで本当にびっくりしますね!!
要するに営業の波をどう作るか、にいつの時代も腐心しているワケでございますが、今の時代ならではの悩みを皆さん抱えてらっしゃいます。
では、どうやるか。
業界として問われているのが自浄作用、
その上で店舗としてやらなければならないのが
著しく射幸性を煽らず適度な期待感をほんのりお客様にもって頂く営業
そしてそれをお客様に伝える広告を作らなければなりません。
①自流を極める。
立地・機種構成・予算…etc
ありとあらゆるものが全店舗それぞれ違います。
自店のリソース、武器も様々。
広告代理店の商材は種類はあれど自店舗流の使い方までは教えてくれません。
ならばまず自店舗の事をトコトン知り尽くしましょう
お客様の事をもっと知りましょう。
自店の本当の市場規模の見極め
有名媒体は認知の範囲が広く、各地からヘヴィーユーザーが集まってくる。
➡強めな商材だけやり続けるのは持続可能な稼働を創出するための
有効な手段とは言えない。自店舗の市場規模、広告戦略にいかに
マッチさせるかが腕の見せ所。
代理店商材が『ナシ』では決してないのでMIRAIの仲間の商材をDisっているわけではございません。←ここ強調
注目度が高まったところで店内など小さな範囲でしっかりアピールしあくまで未来の数字への余波を創出するために有名媒体を利用して高波をつくる。
次のフェーズは自店の商圏範囲を見定め広告宣伝を打ち、今後顧客になり得る方にしっかりとターゲットを定める。
巨大ターミナル駅以外の立地のパチンコ店は基本、地域密着型のビジネスモデル。
広告の予算の最適化も必要だけどまずは自店舗マーケットの最適化をより精度を高めて図っていく。
この辺りは顧客情報などで既にあぶりだされていたりするので広告予算や種別の最適化が図れますね。
たくさんの方々に来て頂いたら…
→来店者に特別な事を体験してもらう
ex.集客が凄い、出玉がすごい、賞品が豊富
接客がいい、スタッフがイケメン…etc
→次回以降の来店動機を創出する
実際に来店している未来の顧客に聞いてもらって
目で見てもらって触れてもらって…
要するに体感してもらう!
ここまでできたら素敵です。そして…
特別を体感している時に、いつも見ない告知物を置く。
お客様の感情が高ぶっている時に畳みかける広告は…
AI店員を使った告知
→自店にベクトルが向いている瞬間に一風変わった広告物で伝えていく。
何度も言いますが二段ロケットをイメージ。
もちろん最初からこれだけでやっても効果は薄く、まずは強力な媒体で集客してからのお話です。
ちなみに…このAI店員は私が生成しました。XのGrokで画像の生成も出来るので青バッチ持っている方ならどなたでも作れます。
年額14,300円です。後ほどのお話にも出ますがSNS運用するのであれば広告費としては高価なものではございませんし、質問というか要望に対しての返答は50件の制限つきですがはっきり言って事足りますしコスパはいいかと思います。
ただし精度や展開(ほかのポーズ)を考えるのであれば圧倒的にプロに任せた方がいい。
毎月変わってもいいくらいの何かやってる感の演出ならばはっきり言って十分です。
そして、
機種をいれてオススメもしっかりアピール。配置に意図はございません、絶対に。
とまあ自作でキャラまでは作成できます。
構成などはやはりプロの手が必要かと存じますので…ぜひm(__)m
続いて
レア店員を使った告知。
こちらはアイドル店員とも違いまして月1~3出勤のレア店員告知です。
派遣スタッフの取り扱いで実際にモデルやコンパニオンに勤務してもらいます。
あくまでスタッフなので通常ホール業務をしてもらいます。
自店のスタッフの出勤状況を伝えるのに何のお咎めがあろうことか。
ただもちろん営業にものすごく力を入れたい日に来てもらいます。
接客しない雨後の筍おっぱいねーちゃんより、ホスピタリティ高めの魅力的なスタッフがホール巡回してくれた方がよっぽど未来の稼働につながります。
そして上記のAI店員・レア店員に当日データの発表をしてもらうのです。
実際にAI店員がXでも散見されるようですが、運用方法が他にもあるのでは、と私は考えてます。
出勤日やXの発言など、もう少し営業を意識した方法で登場させていこうというワケです。
いつもは店長なのかX担当がやっている中で彼女ら、彼らが出勤時はAI店員・レア店員に当日データのアップをやってもらいます。
自店の報告の担当のローテーションなので何か逸脱しているわけでもございませんね。
②マイクロインフルエンサーを活用
集客効果が見込めず、意識の低い演者を『何かやってる感』を出すだけで呼ぶくらいなら、その市場に対して本当に影響力のあるマイクロインフルエンサーを呼ぶのがおすすめです。
★マイクロインフルエンサーとは…
フォロワー数が少ないながらもフォロワーとの関係性が強く、
エンゲージメント率が高い。要するにフォロワーに対して直接的な影響力を持つといえる。
大きな媒体がバックにいるようなパチンコタレント、著名なライターに比べて低コストで、かつ効果的な広告宣伝が可能というワケです。
マイクロインフルエンサーが
『この店、いい!』
と発信することによって…
・マイクロインフルエンサーのフォロワーが新規顧客になる可能性
・営業を強めたい日の既存の顧客の再来店の動機付けにもなる
→『この人が来る日はそこそこ出るねえ』
・次回来店時、例えば事前の設定考察からこのマイクロインフルエンサーの発言や判断に注目。自身の考えと照らし合わせるなどお店が集客したい強営業日をそれ以前から期待感を煽れるという『事前参加型イベント』になる。
・『パチンコorスロットを知っている人』ゆえ投稿はどこかPR然としている界隈の演者とは違い、自然な形で拡散されやすい。
→伝わってほしい方に伝わる口コミ効果が得られやすい。
というワケで知り合いの業界界隈の某メタルバンドギタリストにだれかこのお題に適した人いるか聞いたらこの方を紹介されました。
ちなみにこの方を売り込んでも私には、一銭も入ってきませんのであしからず。
要は万垢とかフォロワー数じゃないという事ですね。
フォロワー数が万垢がとかうんちゃらかんちゃらみたいな営業されたら、
えっと マイクロインフルエンサーってご存じです?
って言ってやりましょう。
③マイクロインフルエンサーにはなんなら自分でもなれるしつくれます。
今は媒体に頼らず、自身でSNSの発信が可能。
概念を改めて確認すると、
『フォロワー数が少ないながらもフォロワーとの関係性が強く、エンゲージメント率が高い。
要するにフォロワーに対して直接的な影響力を持つといえる。』
なるほど。影響力の強い、発信が興味深い店長、たくさんいらっしゃいますよね。
以前ワンデーサポートチャリティー企画、ワンポ麻雀でお手合わせ頂いたアスカ杉戸店のよし店長もXを運用されていて、ポストがなんといっても面白い。ただ既に2万垢なのでマイクロインフルエンサーの概念からは外れつつありますが、それでも自店の営業に関して発信すれば1万インプレッションとか付きますし、フォロワーのベースは店長のファンであったりお店の常連の方のはずです。
運用のポイントは…
・ポスト比率は 営業1:営業以外4~5程度
マイクロインフルエンス店長のみなさんに共通して言えるのは営業に力を入れたいタイミングではもちろん営業的発信をするが、美味しい食べ物の画像(ラーメン強し)、面白かった出来事、業界の事(自身の考え)などの発信の方が多いんです。
パチンコ店の情報を得ようとして見るのが最初の動機でもそれ以外の趣向が近くて初めてファンになるんですね。共通項がぱちんこだけではなくなるとつながりが強いフォロワーになります。
・やらされている感はご法度。ならばやらない方がマシ
発信者自身に興味を持ってもらえないとそもそも見てももらえない。
なによりdutyな感じが一番ダメ。楽しむのが一番。
店舗アカウントを使って入替情報や『今日も元気に開店します!』のような告知を女性スタッフに毎朝やらせてそれだけ、という店舗も実に多いんです。
はっきり言います、それならば従業員の負担になるのでいっそやめた方がいい。
なぜならそもそも興味を持ってもらえない。誰もみません。
・ユーザーが興味があるのは人物×情報。
マイクロインフルエンス店長って勝手に造語作りますが、そういう方のポストには『発信者の人となりが見える投稿』が多いですね。
その人をより好きになるきっかけはその人の考え方だったり個性であったりするといいました。ただ何と言ってもきっかけはぱちんこなのでこちらの発信もしっかり行う。
このバランスが良くないと段々レスポンスが悪くなりますし、バランスがよければ掛け算で効果が出てまいります。人物だけだと営業に影響せず、情報だけだと継続的な稼働につながりにくいというワケです。
あと大事なポイントですがマイクロインフルエンサーはそれこそフォロワーが特別多くはないので投稿上でリプを打ったりしてくれます。
これってファンにはたまりませんよね?
一方でフォロワーが多くなくても全世界に情報発信することには変わりないので当然リスクと言いますか気を付けなければならない事もございます。
・ポストは必ず俯瞰して読んでから投稿
お気持ち表明するときには投稿ボタンを押す前に反響を考えたり第三者に目を通してもらったりするくらいはしてもいいかと思います。
・羽目を外し過ぎると炎上も ふざけ過ぎないように
ノリで何か発言すると取り返しのつかない事にも投稿ボタンは慎重に。
・マインドの基本姿勢は『肯定』
否定的な言葉はアンチや反感を生む。強さがあれば跳ね返せるかもしれませんが私はヘタレなのでオススメはできません。
以上能書きを垂れてまいりましたが、いかがでしょう、あながち間違いじゃないかも…といった内容ばかりにはなっているかと思います。
最後に、お伝えしたいのは、
・これからも広告宣伝ガイドラインは洗練されていく
→やれることやれないことがよりクリアになっていく事になるはずです。クリアになるとやるべきことが変わります。まさに時流を読む。これが大切です。
・実は媒体に出来て自社で出来ないことはない
→営業をすごく頑張っている日をお客様に伝えたい時、現在来店や取材コンテンツに頼りきりになっていませんか?使う商材の市場規模のせいで還元すべき顧客に行き渡らないことの方が多いことを忘れてはいけないし、ならばどうやるか。自店で賄えることをしっかりやって市場と予算の最適化を図りましょう。
工夫次第で代替可能なんですから。
・自らが潮流を起こし顧客を自店に向かわせるイメージをもつと自店だけに出来るプロモーションがみつかるはず
→時の流れに身を任せるのではなく、時の流れにしっかり乗るのでもなく、自店の顧客は自店で潮流をつくりそこに乗ってもらう意識をもっともちましょう。
もちろん広告宣伝ガイドライン内で遊びの力で心を元気に、してもらうためです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。